2025.11.1
木の器を手に取ったときの、あたたかな質感ややさしい手触り――皆さんも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
プラスチックや金属にはない「木のぬくもり」は、日々の食卓や暮らしに自然と安らぎをもたらしてくれます。
私たちがつくる木の器の魅力と、実際に使用する楽しさを体験談を交えながら、その奥深さをお伝えします。
ファミリー層にも、60代以上の方にも、きっと新しい発見があるはずです
木の器が持つ一番の魅力は、やはりその温かみです。
手にしたときのやさしい感触や、口当たりのやわらかさは、陶器や金属製の食器では味わえません。
木の器を使うことで、食卓が自然と落ち着いた雰囲気になります。
特に小さなお子さんがいるご家庭や、高齢の方にも安心して使えるのが嬉しいポイントです。
木の器は、木目や色合いが一つひとつ異なります。
たとえば同じ種類の木を使っても、年輪の模様や節の出方が違うため、世界に一つだけの器が生まれます。
これは手作りならではの贅沢ですね。
自分だけの器を持つ喜びは、日々の食事をより特別なものにしてくれます。
杉3寸(無塗装)
木の器は、和食だけでなく洋食やデザートにもぴったりです。
たとえば朝食のパンやサラダ、フルーツを盛り付けるだけで、食卓が華やかになります。
普段のご飯がちょっと特別に感じられるのも、木の器ならではの魅力です。
木の器は、使い込むほどに色や艶が変化し、自分だけの風合いが生まれます。
少しずつ手になじみ、家族の歴史を刻んでいく存在となるのです。
もし傷がついても、磨き直したりオイルを塗り直したりすることで、また美しくよみがえります。
こうした「手入れをしながら長く使う」楽しみも、木の器の大きな魅力でしょう。
桧8寸平皿(みつろう仕上げ)小皿(みつろう仕上げ)
木の器には様々な種類の木が使われます。
たとえば「サクラ」はやわらかな色合いと滑らかな手触りが特徴ですし、「ケヤキ」は丈夫で力強い木目が魅力です。
自分の好みや用途に合わせて選ぶと、より愛着が湧きます。
木の器は、軽くて割れにくいので、小さなお子さんや高齢の方にも安心です。
ただし、電子レンジや食洗機には向かない場合が多いので、使い方には少し注意が必要です。
日々の手入れも簡単で、水洗いのあとしっかり乾かすだけでOKです
欅の平皿5寸(みつろう塗布)
木の器は、使い込むほどに味わいが深まり、家族の食卓をやさしく彩ってくれます。
しかし、長く美しく使い続けるためには、定期的なオイルメンテナンスが欠かせません。
木の器に適したオイルの種類や選び方、実際の使い方まで、わかりやすくご紹介します。
木の器は自然素材のため、乾燥や水分によるひび割れ、シミが発生しやすい特徴があります。
オイルを塗ることで木の内部に油分が浸透し、乾燥を防ぐとともに、表面に薄い保護膜ができて汚れや水分から守ってくれます。
オイル仕上げは木の質感や手触りを損なわず、木本来の温もりや美しさをそのまま楽しめるのが魅力です。
塗膜を作らないため、自然な風合いを大切にしたい方には特におすすめです。
木の器のメンテナンスには、「乾性油」と呼ばれる乾きやすいオイルが最適です。代表的なものには以下があります。
≪エゴマ油(荏胡麻油)≫
健康食品としても人気があり、スーパーで手軽に入手できます。
木の器に塗ると、色がやや濃くなり、ツヤが生まれます。
乾きが早く、木の内部までしっかり浸透するのが特徴です。
≪亜麻仁油(アマニ油)≫
透明に近い色合いで、木の自然な色を活かしたい方におすすめです。
乾性が高く、塗った後のベタつきが少ないのも魅力です。
≪くるみ油≫
乾きやすく、木の器に適したオイルとして昔から使われてきました。自然なツヤとしっとり感が得られます。
≪みつろう(蜜蝋)オイル≫
みつろうはミツバチの巣から採れる天然のロウで、植物性オイルと混ぜて使うことが多いです。
しっとりとした仕上がりになり、手触りもなめらかです。
小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使える商品も増えています。
みつろうオイルは、菜種油・亜麻仁油・椿油・蜜蝋・緑茶などの自然成分で作られているものが多いです。
ほぼ無臭で室内でも快適に使えます。
ですが、あまりオイルに慎重にならなくても大丈夫です。
ご家庭にあるオリーブオイルでも安全で安心にメンテナンスができます。
塗り方の基本ステップ
①木の器の表面の汚れやホコリをきれいに拭き取る
②乾いた布にオイルを少量とり、木肌に薄く均一に塗り広げる
③しばらく置いてオイルを浸透させる(数十分~1時間程度)
④余分なオイルを乾いた布でしっかり拭き取る
⑤完全に乾燥させてから使用する
この手順を守ることで、木の器がしっとりとした質感になり、長持ちします。
杉の深皿 左:高台無 右:高台有
木の器は、毎日の暮らしにやさしさと温もりをもたらしてくれる存在です。使い込むほどに味わいが増し、世代を超えて受け継がれていく――
今日から、木の器を暮らしに取り入れてみませんか?
家族でお気に入りの一品を選んだりすることで、毎日の食卓がもっと楽しく、心豊かなものになります。
まずは小さな器から、木の温もりを感じる暮らしを始めてみましょう。
ご贈答用に
株式会社 角田建設
〒879-5421 大分県由布市庄内町柿原270
